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Channel: 知床桜
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ヒグマ対策人材育成に係るヒグマ捕獲技術の継承

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初めて参加することというか、羅臼で実施できました。

春熊駆除が終わって30年ほど、当時のベテランはほぼ引退され、或いは続けていても山歩きは無理な状況、あまりにも遅すぎました。

羅臼猟友会では現在かろうじて当時30代だったSさんがまだ歩けていたので今日の作戦行動にこぎ付けることが可能に!

それにしても当時のどこでも可能だった春熊駆除からは程遠い、規制規制でどうにもなりません!

直近の叔父二人もヒグマハンターだったので入れ知恵はさせてもらい、様々な人からも入れ知恵してもらいましたが、聞いて想像と行動では雲泥の差です。

ただの山歩きならなんてことは無いのですが、クマを探して歩くとなるとね

まずは許可範囲内の山を目指し、雪壁の中を移動開始です。

イメージ 1

実は前日、地元消防団の送別会などがあり帰宅が遅く、当日は沖にも行き操業、睡眠時間は2時間ほど・・・老体には堪えます。

それでも、向かうのはチャンスがそう何度も無い事、どん欲な好奇心と探求心が自分を駆り立てます。

現場ではベテラントドハンターでもあり猟銃指導員でもあるSさんと魚類博士のN君と自分の3人、正直意外と少ないです。

思ったのは、このままではいけない!

もう、町ごとの垣根を取り払う必要があるのではと?

根室管内なら根室管内の有志を募ってやっていかなければいけない状況に追い込まれていることに危機感を覚えています。

昔の春熊がそうであったように、学べる時間はもう無いということに!

役所がそこをどこまで思っているか?

そういう自分にも10年後はもう銃を担いで山を歩き回る体力は無いだろうなと思っています。

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1時間後に川を挟んで二手に分かれました。人数が多ければ最低でも二人一組なのですが単独です。

ここまで一切クマの足跡は無く、代りにあって驚いたのがエゾ鹿の大越冬地!

モービルで山に入る連中が山奥の雪面に落ち角がたくさんあると言っていたのが理解できました。

イメージ 3

無線が届かなくなり、孤立!

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ほぼ迷子になり、2時間後合流しました。向かう先が同じなのでそこは勘ですね!

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その間も川伝いに動き回ったのですが羆の足跡は無く、一人・・

居たら、向こうが気が付いていなければ撃ってやろうと思っていました。

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ツボ足で疲労困憊、午後からの仕事に間に合わない、言い訳をいろいろ考えるN君!

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30年ぶりの山歩きで昔の記憶を思い起こすのですが・・・30年は長すぎました。

もう途中からは下山するだけ、運良く居たら・・・という感じに

自分は寝不足と暑さと腐る雪、熊居ない、ハンノキ花粉、雪眼炎、後半は集中力が途切れ、道路が見えてきたころに、ようやく足跡発見!

その足跡は数日前に峯浜町の酪農地帯を横断して行ったオス熊の足跡でした。

簡単ではないことはわかっていましたが、想像以上に足跡がありませんでした。

足跡があるのは住宅地のすぐ裏とか保護区ばかりです。そこは禁止なのでね!

毎週日曜日なのですが立場上、行事で埋まっていて残念だ!

今朝は寝不足強行軍の影響で体調崩しまして、沖を休みました。

無理して行けないことは無かったのですが、体も心も休めと言っていたので

目が痛いよぉ

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