頂上を目指し、風景を楽しみ、まさに満喫しています・・が自分は同じ冬山でも高くて標高500mほどを行ったり来たり、風景ではなくひたすら動物たちの痕跡を探す毎日です。
そして、それは意外と楽しい上に運動不足解消、日曜日への成果と繋がるわけです。
高所は場所により強風で雪が吹き飛ばされ、鹿たちにとって貴重な餌場になるところがたくさんあります。
古い樹皮剥ぎの痕ですが、これは生き抜くための最後の手段で今年の道東は雪が少ない上に狩猟自粛で鹿たちにとっては良い年です。
毎年、変わる越冬地も有れば、しつこく利用する越冬地もあり、そこを捜しだし、どうするかっていう話ですが、ほとんどは諦めるようなところばかりです。
冬場の森では野鳥が良く目に付きます。
ケラ類は当然ですが、ワシ以外の猛禽類も、シマエナガもいるらしいのですが気が付いたことはない。
時々、モモンガのコロニーも目に付きます。
松の葉の食事の痕
この木のどこかに巣があるようです。
松は羆がよく手をかけるのでこういう跡を時々見ます。
最近、友人からエゾモモンガの巣穴を紹介して欲しいと言われ、数ある中でも最も濃いコロニーを紹介しましたが、氷点下の日没後まで粘り撮影にこぎ付けたようです。
執念て凄いです。
じっと動かず何時間でも粘るわけですが、自分ならしびれを切らして巣穴のありそうな木を叩いてしまう。
実は本人には言っていませんが、その現場は昭和初期の廃道近くで凄惨な事故・事件があった場所にほど近く、犠牲になられた方が今でも彷徨い歩いていると言われ、小学生ぐらいまで目撃談を聞かされていたものです。![]()

なので、昼間以外は絶対に近寄らない。
知らぬが仏とはまさにこのこと!![]()

そう・・・俺の善意にはネタになりそうな裏があるということを友人はまだ学べていない![]()

日没30分前、保護区の隣の牧草地にうじゃうじゃ出てきました。
撃ち下せる角度、場所を確保したので日曜日は何とかなりそうです。