日曜日、何もすることもなく、やりたいこともなく・・これって老人の特徴ですよね?
それでも、小清水のモンベルまで行って見ようかと車に乗り込んだところで電話が鳴りました。
役場T君から・・・・クジラが漂着したという話です。
こういう情報がすぐに頂けるって、嬉しいことです。
信頼?に基づくことですね!
現場は羅臼町瀬石、準備して向かいましたが1時間かかります。
着いてみると、死亡間もないミンククジラです。
前日土曜日が低気圧の接近で荒れましたので、何らかの原因で弱っていた個体が死亡漂着したのでしょう。
こういう時は解剖してみると原因がわかることも多いのですが自分一人ではどうにもなりませんし、その情報は時として国・自治体にとって要らない情報の場合もあり得ます。
昨今、マイクロプラスチックの話が出ていますが、死亡鯨類の胃袋がビニルやプラスチック製品で一杯だったという笑えない話が普通となりつつあります。
若い個体でしたので、十分にあり得る話で、胃袋を開いてみたいものです。
ちなみにですが、腹部などの傷はすべて昨夜のうちに餌付いた羆による食痕です。
回収は月曜日の午前中という話でしたので、記事には上げずにいました。
なぜって・・・熊目当てのカメラマン防止です。
地元羅臼町民の方もたまに見に来ますが、匂いが嫌でほとんどの方は来ませんね!
そんな中、好奇心旺盛なお母さんと娘ちゃんが来ました。
怖いもの見たさのお母さんと、終始迷惑そうな表情の娘ちゃんが対照的で面白かったです。
知床財団職員と一緒に羆の侵入経路を確認し、午前中のうちに退散、資料は採取しその日のうちに北大へ送りました。
夕方、民宿とおまわりのご主人が自転車で通りかかったところ、ちょうど熊が道路脇のフェンスまで来ていたそうです。
これがその時の画像です。
彼は自転車で時速80km出せるそうなので何とかなりますが、普通の人は写真は止めましょう。でも自転車の公道での制限最高速度は30km以下だったような?
ああ~ここが可猟区だったら・・・・。