松石先生からの紹介文をそのまま!
北水ブックス第2弾「出動!イルカ・クジラ110番」が刷り上がりました。すでに,たくさんのご注文をいただいており,順次お送りしています。特に,水族館から多数ご注文をいただいております。書店には11月6日頃に並ぶ予定です。
読者層として,高校生を一応のターゲットにしています。専門家でなくても十分お楽しみいただける内容になっていると思います。でも,中には未発表の知見について,論文投稿に支障を来さないギリギリの線を攻めていたりもします。鯨類の鳴音の採譜や,クリックス音(100kHz)がグランドピアノの最高音から鍵盤換算で"50cm"上の音,でも♩=94の128分音符(旗5つ)相当で繰り返すので,ヘ音記号下のAに聞こえる,といった表現は,他には無いと思います。
著者は私となっていますが,実際に出動!して解剖・調査するのは,松石研の卓越した研究員・院生です。ストランディングネットワーク北海道の先輩...たちや,現役の彼女らの研究も紹介しています。
彼女らの日々の奮闘ぶりをお楽しみいただければと思います。
松石先生は著名なフルート奏者でもあるので鳴音の表現が独特ですが、音楽をやられている方はそういう物らしいですね!
著書の表紙画像には自分の提供した画像もあります。
女性が手に持っているのはセミクジラの髭板!
関わるようになって自分も10年くらい経ったのかな?
そしていよいよあれの論文も佳境らしい。
本を手に取るのが楽しみです。
一つ気になるのは研究に携わる後輩新入生が入ってこないこと!
観察などする綺麗な世界は人気があるのですが、基礎研究に欠かせないこちらの世界は敬遠されるのか?
男がひよって、だらしないのは今に始まったことでは無いけれど、もしもストランディングネットワーク北海道が活動停止に追い込まれれば、それまで積み上げてきたもの(人脈)が失われそうな気がしてなりません!
自分が高校性に戻れるならば・・・
ご興味のある方、特にこれからの世代(高校生対象ということなので)は手に取ってもらえればと思います。
その手に取った世代が数年後、自分と現場で会えるそんな日が来ることを信じて!