Quantcast
Channel: 知床桜
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1704

アスペン捜索

$
0
0
イメージ 1

捜索2日目!

現場の航空写真をグーグルから印刷しローラー作戦を開始することに。

イメージ 2
(赤印が現地逃走場所)
しかし、捜索隊のボランティアを頼むのは流石に気が引けてfbでシェアされて情報を知った方が自発的に来てくれるのを祈りながら当日の朝は向かったのです。

そして、ふるさと少年探険隊スタッフでもある斜里中の尾上先生が駆けつけてくれました。

そして、他にも集まってくる情報ですが、先に二人で狭い範囲を探そうということになりました。

イメージ 3

水色が捜索経路です。赤星印が突進地点であり現地本部。そしてアスペン捕獲場所がピンク色です。

イメージ 5

元々、名前を呼ばれても、何かあってもほとんどと言って良いほど吠えない犬です。そこで一計を案じました!

羅臼町のごみ収集車の音楽に反応し遠吠えするというのです。
実はオス犬あるあるで我が家もそうです。

雌犬はやらないので、何かオスにはあるようですが、救急車に反応で皆さんも理解されるでしょう。

その音源を拡声器で流しながら歩いては、サイレントタイムを設けるというやり方で目と耳で探したわけです。

しかし、実はこの時に死角になっていたのですが、直ぐ傍を歩いているのです。

我々に気が付きながらも吠えないわけで・・・きっといつも通りよい子でおとなしくしていたのでしょうかね?

やがて遠ざかっていく我々に・・・どういう思いで居たのでしょうか?

新たに2人の男性が加わり、4人で歩くことに!

行方不明当時の夜に首輪の鈴の音が聞こえたような?という核心部分へ

イメージ 4

前日、友人S君ら二人が雨の中入って行った場所です。

後半はお互いの距離を詰めて往復しようという話になり現場で一度集合し、飼い主へも『現在まで発見に至らず』の連絡をしました。

既に12時を過ぎ後編戦に突入、これでダメなら増えた参加者でさらに広範囲に手分けして森に入ることになると覚悟を決めました。

イメージ 6

そして森に再突入。

自分が森の際を歩き始めて間もなく、奴と視線が合いました

アスペン『迎えに来んのが遅せ~よ!』

イメージ 7

自分『

アスペン『早よ、外せよぉ~!』

イメージ 8

自分『

有刺鉄線に絡みついてどうにもなりません!噛み切れるような場所も絡んでいるので自力ではどうにもならなかったでしょうね。

イメージ 9

水も飲めないような場所ですが、前日の激しい風雨が命を繋いだのでしょう。


直ぐに捜索隊に連絡し、解こうにも喜びを爆発させて手に負えない状態のアスペンをどうにかしないといけません!

イメージ 10

捜索隊、まっひー到着。

イメージ 11

捜索隊、荒君到着。

大久保君は一足先に森を抜けたので現地本部へ直帰。

イメージ 12

飼い主にも無事発見の連絡をし意気揚々とはこのことです。

イメージ 13

一発殴りたい・・・と言う申し出に『なぜ殴られるのか理解できない』ので却下され自分は少し後ろを歩くことに!

再会!

イメージ 14

死体回収が身に付いているので、正直後半は覚悟しました。

イメージ 15

やけにしおらしいので少しは状況が理解できているのか?

人の捜索の時もそうでしたが、無事発見できた時の嬉しさは格別ですね!そしてそれまでの疲れが吹き飛ぶ・・・・訳ではありませんが心地よい安ど感です。

犬も人もオスというのは狩猟本能が強く女性に迷惑をかけがちです。

昼からの参加に備えて現地に集まってくださっていた方々も一安心。

原因ですが、仕事で現地に電柵を張りに来ていたんですね、そして雇い主の理解もあり、犬も同伴させていたわけです。
鹿やらのウサギやらが普通に畑を走り回っているので頑丈なリードに付け替えている最中の出来事でした。
本人が悪いと言えばそれまでですが、十分に反省しているでしょうし、良い勉強になったでしょう。

犬についても、自分についても、そして多くの会ったこともない方々のたくさんの協力、人の繋がりって大事ですね!

俺が行方不明になった時は捜索範囲(行き先を告げない、行き先を勝手に変更する)が広大ですが目立つオレンジ色なのでよろしくお願いします。


帰りの車中は全神経を運転ではなく皮膚に集中・・・。

微かな違和感に車を停めては厳しく対応。

イメージ 16

8匹やっつけました。

めでたしめでたし!







Viewing all articles
Browse latest Browse all 1704

Trending Articles