標茶町塘路というと2年前、2015年1月下旬に起こった羆による死亡事故が発生した現場付近です。
この時のクマは冬場という好条件で確保が可能な条件でしたが、残念な事情により逃しています。
原因は熊狩猟の経験が無いということだったように伝え聞いていますが怒り狂った熊が居るということほど恐ろしいものはありません。
ましてや30年前だと、この地域には熊などいませんでしたからね!
当時なら経験者はたくさんいたでしょうが、長い歳月でそれを伝承させることが出来なかったことの弊害がここにきて出ていますが、もう遅いです。
いつの世も、先を見据えた対策をしてこなかったわけで今更です。
これからは若いハンターが自分で覚え、開拓していくしかないですよね。
それまでに何人死ぬよ?
山菜採りに入る人が悪いとか、熊のテリトリーに入る人が悪いとか言う人が居ますが、現状を理解しているのでしょうか?
熊の行動範囲、人の生活圏と重複しているのは大都会を除けば普通です。
札幌市内や釧路市内にでさえ熊が入り込むことはあります。
今時期はアメマスを狙う人が川に入りますが、もろ同じ行動圏内です。
人にも野外で活動する権利はありますよね?
ちなみに塘路周辺は自分の冬場の狩猟区で今までに5~6頭、戴いています
そのうち、お前が喰われろって?
山菜採り…なにも山の中とは限りません、2010年6月に帯広市郊外で起こった死亡事故もそんな場所です。
この時は女性が犠牲になりましたが熊は逃げおおせました。
どんな場所か?
少し詳しく
普通、こんな場所に居ると思いますか?
今回被害に遭われた方の様子がUHBで詳しく報道されていました。
多分、uhbの取材には何度か協力しているので載せることは大目に見てくれるでしょう。
捜索隊が入り、最初に発見されたのは猟友会の方!
あまり見たくない顔というように、鞭のようにしなる羆のパンチを受ける、或いは顔を齧られるということですから・・・・。
いくら男性でもその傷は耐え難いものがあるでしょう。
でも命があって何よりです。
その後も、別場所で違う熊が出て過剰に反応する標茶町!
でも、こんなことはこれから先どこの自治体でも起こってきます。
ちょうど事故後、知り合いのお使いで塘路駅にあるお土産店に立ち寄った際に、
『あなた羅臼のハンターさんなのかい?熊獲ってよ!今日もさっきまで取材ヘリが飛んできていたよ』
『管轄が標茶なので許可が下りず無理でした』とお伝えしましたが、実は自分も経験がないので無理なのでした!