今年度の羅臼町一円で行われていたエゾ鹿有害駆除も昨日で終了しました。
3月からは猛禽類の繁殖も始まるので最新の注意をしながらでしたが、個人的に2~3月の活動で新規の巣を2か所で発見し事なきを得ました。
最終日、進化を遂げるエゾ鹿たちに手を焼きながら早朝から展開しました。
好天に恵まれ、沖は流氷でびっしり!
黒いの何かって?
これは、人だと連中(エゾ鹿)が舐めてかかるので偽装です。
遠目ならあれに見えるんじゃないかと?
どうでしょうか?
今時期はボチボチ目を覚まし、お腹を空かせている時期です。
しかし、甘かったですわ
結局、5頭だけ枠の中に入り込んだのですが、その中でじっと潜まれていたのでいないと判断・・・・皆が撤収を開始すると飛び出して行っちゃいました。
念のためやる・・・次回の反省点です。
2回戦。
カラスが群れで着いてきて、大騒ぎ!
人がここに居ると騒いでるようなものです。
なぜ騒ぎながら付いてくるかって・・・・エゾ鹿のおこぼれ(血)を期待して!
展開前の小休止!
しかし、遠くから見ていた仲間から入って間もなく、鹿がすべて逃走していくのが見えたそうです。
あれだけカラスが騒げば当然です。カラス対策も今後必要かという反省点!
歩く気力と体力を消耗した自分の提案で午後からは流し猟に変更!
効率よく獲っていきます。
でも、山歩きは無駄ではないと信じています。
その後も効率よくあちらこちらで獲っていきます。
でも、山歩きは無駄ではないと信じています。
たちまち荷台に鹿が溢れていきます。
でも、山歩きは無駄ではないと信じています。
最後の巻き狩り!
住宅地のすぐ裏。
了解を得るために戸別訪問し開始です。
しかし、僅かなまさかの弱点を見抜いて1頭を除き20頭ほど逃走!
最初から最後まで翻弄されました。
でも、一番の収穫は事故が無かったことです。
危険な場所も随分と行ってもらいました。
山登りは安全な場所を選びますが、鹿との攻防は危険な場所ばかり!
人の行動を手に取るように理解し、その裏を次から次へとかいていくエゾ鹿の進化の凄さに置いていかれていますが、その分警戒心の強い鹿は人里に下りてこなくなり、結果的に住民トラブルを避けることに成功していると思います。
少し山に入ればうじゃうじゃ!
駆け引きは続いていくのであった。